前回の内容はこちら
さて、病室に入り、しばらくしたら赤ちゃんが来ました。
どこにも異常がなかったとのことで、一安心。
とてもかわいいです!!
いよいよ赤ちゃんのお世話が始まります。
たくさんおっぱいを飲んで、たくさん寝て、元気に大きくなってもらわないと!!
・・・と、張り切っていたものの、全然うまくいかず(T_T)
赤ちゃん寝ないんですよ。。。
ずっと泣いているんですよ。。。
他の赤ちゃんは静かなのに、うちの子ばかり泣いているんです。。。
おっぱいもちゃんと出ていないみたいで、すぐにお腹すかせるんです。。。
(入院中の赤ちゃんの授乳表(三男、四男)はこちら)
ご飯用のテーブルがあって、ご飯は先輩ママさんと一緒に食べました。
先輩ママさんの赤ちゃんも泣きますが、先輩ママさんは慣れているのか、
ご飯中でも抱っこしながらご飯食べてたり・・・。
あやすのが上手いんです!!助産師さんも、抱っこするだけでちゃんと
泣き止ませて寝かしつけてます。
コツを聞いてみると、
「泣く子はたくさん見てるし、自分の子じゃないから不安な気持ちにならずに
接することができる。」
「胎内にいた時のように、しっかりおくるみ(バスタオル)でくるんであげる
と安心する。(HPによっては、成長を妨げるとの意見もあり)」
「少しぐらい泣いてても大丈夫」
など聞くことができました。
ただ、言われたとおりにやってみるのですが、全然泣き止みません。
「ママとして失格なのかな?どうしよう・・・」と、思い悩み、ずっとネット
で情報を探す。
4人の子育てを経験しましたが、経験を積み重ねたという面を抜きにしても、
長男は感覚が他の子より鋭いのか寝かしつけたり、泣き止ませたりするのが
大変でした(服も肌触りを気にしたり、個性ですね・・・)。
初めてなのに、世話も大変で、きっと、産後うつと呼ばれる状態だったのだと
思います。
子育てに振り回されて疲れ切っている私を見かねた看護師さんから「新生児室
で少し預かろうか?」と声を掛けられるものの、ちゃんと赤ちゃんを育てないと
と脅迫観念にとらわれていた私は断って、また、悩むの繰り返し。。。
更に、出産日の2日後、赤ちゃんの黄疸の数値が高いと言われて赤ちゃんは光線
治療を受ける為、NICU(新生児集中治療管理室)に入ることに。。。
※黄疸は、赤血球が壊れる際に発生するビリルビンが多くなる病気です。新生児
の90%以上で、生後2~3日目から現れ始め、そのうちの約20%が治療を必要と
するようです。ビリルビンが多いと、肌が黄色くなります。高い濃度のビリルビン
は、脳に悪影響を及ぼす為、必要となります。光線療法は、ビリルビンが特殊な
波長の光で分解されることを利用し、保育器の中で目隠しとおむつのみの状態に
して、青い光を当てる治療法です。
お世話と体調不良で精神的に不安定になっている中で、赤ちゃんがNICUに入る
ことになり、まずは大きくショックを受けました。赤ちゃんがいなくて、泣き止
ませたりお世話もしなくて良くなったけれど、ただひたすら不安と罪悪感がおし
寄せていました。
「ちゃんと、健康に生んであげられなくてごめんなさい。」
「妊娠中にもっと食生活に気を使っていれば、こんなことにはならなかったかも。」
「妊娠中にちゃんと身体を動かしていなかったからわるかったのかも。」
「出産に時間がかかってしまったから、赤ちゃんに負担がいってしまったんじゃ。」
「黄疸の対策は哺乳を多くってネットに載ってる。私のおっぱいが出ないせいかも。」
「出産中に、ちゃんと食事や水分とっていなかったからいけなかったのかも。」
「産後の食事も、痛みや疲れで完食しなかったからおっぱいが出ないのかも。」
「そもそも、私にはお母さんになる資格がなかったんじゃないか・・・。」
とりあえず、マイナス思考ばかりが浮かんでいました。
私にできる赤ちゃんの世話は、3時間ごとに赤ちゃんにあげる母乳を自分で絞って、
看護師さんに渡すこと。
黄疸の原因や治療法、どうしたらおっぱいが出るかを一生懸命調べ、少しでも
おっぱいをあげられるように30分近くかけて搾乳。
不安で不安で寝ることも出来ずに、泣くか、調べるか、おっぱいマッサージするか、
絞るか。。。
優しい年配の看護師さんに、赤ちゃんの様子を見に行ってもいいよと言われてちょこ
ちょこ様子を見に行ったものの、NICUの看護師さんに
「光を止めて赤ちゃんの治療を中断しないといけないから、赤ちゃんがかわいそう」
的なことを言われて、更に落ち込み。。。
自分が悪いんだと、この世からいなくなりたくなって、自殺したくなって。
まる2日以上寝なかったので、クマもひどくて、お見舞いにきた母親に心配され。
ものすごーーーーーーーーーーく、辛かったです。
でも、赤ちゃんが戻ってきて、その時にはおっぱいマッサージの効果も出てたくさん
おっぱいが出るようになったのと(かわりにおっぱいが張り過ぎて痛かった(;^ω^))
気持ちにも余裕ができたおかげか、赤ちゃんが泣く回数も減少。
赤ちゃんが泣いても、離れ離れにさせられるよりはずっとましだと、気にならなくな
りました。
産後のホルモンの影響もあってか、当時は本当に精神的に不安定でした。
実際、黄疸対策としておっぱいをたくさん飲ませるのは効果があるみたいです。
それからは、出産の際にはとりあえずおっぱいを出す為に大量のお水と軽食を持ち込み。
水は2Lのペットボトルを1ケース持ち込んで、毎日1.5Lぐらい飲んでました。
出産の後、痛みとか、骨盤が緩んでガクガクしている状態でトイレに行くのが少し怖く
もなるのですが、子供がICUに連れていかれる恐怖よりはと思い、たくさん水を飲んで、
食べていました。
こんな日々をすごしましたが、無事に退院の許可もおりてようやく退院。
退院生活を送ることになりました。
ちなみに、3男、4男の時の授乳表はこちらです。
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